重賞競走

エリザベス女王杯は、エリザベス女王の来日に伴い1976年に創設されたGⅠ競争です。その前身はビクトリアカップという京都芝2400mの条件で施行されていた重賞競走でした。ビクトリアカップは、長く桜花賞とオークスの二冠のみだった牝馬クラシック路線に、牡馬の菊花賞にあたる競争として三冠目を要望する声の高まりを受け、フランスのヴェルメイユ賞を範とし1970年に創設されたレースでした。

その後、冒頭に述べたようにエリザベス女王の来日にあたって京都をご訪問されたことから、ビクトリアカップを廃止し、エリザベス女王杯を創設することになりました。非常に特徴的なのは、通常は条件などを変更せずに改称された場合は、各種の記録は引き継がれるものですが、あくまで廃止と創設であったため記録が引き継がれていない点です。

その後、イギリス競馬に範をとったいわゆるクラシック競争では無いものの、事実上の牝馬クラシック三冠目という競馬ファンの認識のもと20年の歳月とハギノトップレディやメジロラモーヌといった多くの名馬を輩出します。そして1996年の競馬番組の改正に伴い、古馬牝馬にも大目標を与えるという意味でエリザベス女王杯は古馬へ開放され、同時に牝馬三冠の最終戦として秋華賞が創設されました。エリザベス女王杯は、古馬への開放に伴い施行条件が2200mへ短縮され地方馬も出走可能なレースとなり現在に至っています。

2011年9月13日

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