現役最強馬
ランドに敗れたものの、その見事な末脚で負けてなお強しの印象を与えた同馬は、現役最強馬として有馬記念に向かいます。ここで同馬はナリタブライアンやジェニュイン、サクラチトセオーを従えて堂々の1番人気に推されます。しかしスタートで失敗した同馬は、マヤノトップガンが逃げきる展開に5着と敗れてしまいます。
4歳、5歳と圧倒的な強さをみせ競馬ファンから人気を集めていた同馬ですが、有馬記念を境に徐々に陰りがみえ始めます。6歳初戦となった安田記念では順調さを欠き、後方のまま勝ち馬から0.8秒差の10着と大きく敗れ、春シーズンはこのレースのみとなってしまいます。秋になり再び順調さを欠いた同馬は、ぶっつけでエリザベス女王杯に向かいます。この年エリザベス女王杯は、従来と条件を変え古馬開放された最初の年でした。4歳時に同レースを制している同馬にとっては、同一レースではあるが別条件で2度目の制覇を目指すことになったのです。
レースは早目の競馬で4角2番手から粘りこみを図り、同馬の衰えを感じつつあった競馬ファンを嘲笑うかのように2着入線を果たします。しかし斜行によって7着に降着となってしまうのです。結局、次走の有馬記念でも5着とはいえ、勝ったサクラローレルから1.2秒差と惨敗し引退となります。近年の牡馬一線級と伍して戦う牝馬の先駆けとも言える同馬は、安定した成績とその強力な末脚で多くのファンの気持を掴んだ存在でした。
2011年9月13日